テッド・クルーズ上院議員、FRBのCBDC発行を禁止する法案を提出

3月26日、米国上院議員のテッド・クルーズは、「反CBDC監視国家法案(Anti-CBDC Surveillance State Act)」を提出し、連邦準備制度理事会(FRB)が個人向けに中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行することを禁止しようとしている。

法案の詳細と目的

この法案は、FRB法を改正し、中央銀行が特定の金融サービスを消費者に直接提供することを禁止する内容となっている。クルーズ議員と下院議員のトム・エマーは、この法案が金融プライバシーを保護し、政府による過度な監視を防ぐために不可欠だと主張している。

CBDCへの懸念

CBDCの批判者たちは、このデジタル通貨が政府の金融監視を強化し、個人の資産管理を制限する可能性があると警告している。クルーズ議員は2022年からCBDCに強く反対しており、FRBが個人向けCBDCを発行することを阻止するために複数の法案を提出してきた。エマー議員も、CBDCは「アメリカの価値観に反する」と述べ、伝統的な金融システムを脅かす可能性があると指摘している。

世界的な動向とアメリカ国内の反対意見

多くの国がCBDCの導入を検討しているが、アメリカ国内では依然として強い反対意見が存在する。ドナルド・トランプ前大統領はデジタルドルの導入を阻止すると公言しており、FRB議長のジェローム・パウエルも、自身の任期中にFRBがCBDCを発行することはないと述べている。